Column 〉【知名度アップ】情報誌の効果的な作り方を解説!
2024/04/05
情報誌を作ってみたいと思っているものの、具体的な作成方法がわからない方も多いのではないでしょうか。
情報誌を作るときは、以下のステップを踏むと効果的踏むのが一般的です。
- 目的を決める
- ターゲットを決める
- コンセプトを決める
- 内容を決める
- デザイン・レイアウトを決める
- 執筆する
- 校正する
- 印刷・製本する
この記事では、情報誌の作り方について解説します。品質の高い情報誌を作成し発行することは会社の知名度アップにもつながるので、ぜひ参考にしてください。
1. 情報誌とは
情報誌は、特定のトピックやテーマに焦点を当て、読者に対して情報や知識を提供する雑誌の一種です。
以下のような例を考えると、情報誌がどのようなものかわかりやすいでしょう。
- 求人情報
- 住宅情報
- ファッション情報
- 芸能情報 健康美容情報、地域情報
情報誌を定期的に発行すれば、読者が定期的に最新の情報にアクセスできるようになります。デジタルメディアとしての役割も持っているため、集客や販促施策の一環としても効果的です。
2. 情報誌の作り方8ステップ
情報誌は、以下の8ステップで作成します。
- 目的を決める
- ターゲットを決める
- コンセプトを決める
- 内容を決める
- デザイン・レイアウトを決める
- 執筆する
- 校正する
- 印刷・製本する
それぞれの工程にポイントがあるので、押さえておきましょう。
2-1. 目的を決める
情報誌を作り始める前に、目的を決めておくことが大切です。
- 売上を出すため
- ファンを獲得するため
- ブランドイメージを向上させるため
特に集客の一環として情報誌を作成するなら、「読者にどう行動してもらうか」というゴールの設定が非常に重要です。
目的から逆算して、効果的な情報誌が作成できるように準備しておきましょう。
2-2. ターゲットを決める
情報誌の目的が決まったら、ターゲット設定を行います。
対象とする人物像を絞り込むことで、どんなコンテンツを作るべきかが見えてきます。
ターゲット設定の際は、大まかな属性を考えた後に、個人レベルまで深掘りすると効果的です。
最初は大きな属性から考えます。
- 顧客相手なのか
- 取引先相手なのか
この方向性をよく考えておかないと、訴求の薄い情報誌となってしまいます。
大きな属性としてどちらを狙うのかは初めに決めておきましょう。
次に、詳細な情報を追加していきます。
- 性別
- 年齢
- 職業
- 年収
- 暮らしぶり
- 家族構成
- 悩み
- 知りたいと思っていること
これらの情報を考えつくだけ挙げていき、対象とする人物像を決定します。
この作業を行うことで、対象読者が欲しがっている情報や効果的な文章表現を見つけやすくなります。
2-3. コンセプトを決める
ターゲットが決まったら、情報誌のコンセプトを決めましょう。
コンセプトとは、簡単にいえば「誰にどんな情報を届けるのか?」という指針のことです。
情報誌で扱うべき情報は、ある程度のまとまりが必要です。
しかし情報発信を行っていくと、「あれもやりたい」 「これもやりたい」という欲が出てくることが珍しくありません。
そのようなコンテンツはあまり効果的ではありませんし、読者の混乱を招く原因にもなります。
取り扱うべき情報の取捨選択をしやすくするためにも、コンセプトを明確にしておきましょう。
2-4. 内容を決める
コンセプトが決まれば、いよいよ内容の制作に移っていきます。
情報誌で発信すべきテーマを集めて、記事の形にしていきましょう。
どのような形式で情報を送り出すのかを決めることも重要です。
一般的な情報誌の形式では、以下の例が挙げられます。
- ニュース
- 特集記事
- インタビュー
- 解説
- 写真
最新情報を扱うならニュース記事、専門性が高い内容ならインタビュー記事など、情報の特性に合わせて形式を選ぶと効果的です。
2-5. デザイン・レイアウトを決める
記事にすべき内容が決まったら、今度はデザインとレイアウトを決めていきましょう。
ここで考えるべきは以下のポイントです。
- 読者にとって読みやすいレイアウトになっているか
- どんな動線を引いて目的達成につなげるか
- 配色をどうするか
- 見出しやキャッチフレーズをどうするか
デザインやレイアウトに正解はないので、一から考えるのは難しいかもしれません。しかし情報誌の見た目は「そもそも手にとってもらえるか」を決める重要なファクターなので、こだわりを持って作ることが大切です。
2-6. 執筆する
デザインとレイアウトが決まったら、実際に執筆していきます。
経験談や専門知識を盛り込み、内容の濃いコンテンツを目指しましょう。
文章を書くときに意識するとよいポイントは以下の通りです。
- 一文一義にする
- 一文は40文字〜60文字程度に収める
- 漢字やカタカナを使いすぎない
- 主語と述語は近づける
読みやすい文章を書くためにも、これらのポイントを意識しましょう。
なお、執筆を行っていくと、「思ったより筆が進まない」と感じる場面が必ず訪れます。
そのような場合は、改めて情報をリサーチしたり、自分よりも詳しい人や書ける人にバトンタッチするのがおすすめです。
「微妙だな」と感じる文章をそのまま公開しても、よいコンテンツにはなりません。筆が止まってしまったら、一旦文章から離れてみることも選択肢として持っておきましょう。
2-7. 校正する
文章を書き上げたら、校正を行います。
以下の観点で行うと効果的です。
- 読んでいて違和感や不足感はないか
- 誤字脱字はないか
- 日本語や漢字の誤用はないか
- 主語と述語のねじれが起きていないか
- もっとよい表現はないか
情報誌の中身を構成するものの中で、文章の重要度はかなり高いです。
文章が微妙な出来だと、顧客の信頼を掴み取れません。
校正を丁寧に行って、ミスなく読みやすい文章へとブラッシュアップしましょう。
2-8. 印刷・製本する
3. 情報誌を作成できるツール
情報誌の作成には、以下のツールを活用するのがおすすめです。
- PowerPoint
- Adobe Illustrator
- Adobe InDesign
- Canva
テンプレートを利用できるツールもあるので、イメージ通りの情報誌が作れるものを探してみてください。
3-1. PowerPoint
PowerPointは、スライドの作成に適しているツールです。
プレゼンテーションの資料作りで使っている方も多いのではないでしょうか。
情報誌の作成でも、PowerPointはおすすめです。
豊富なテンプレートがあり、デザイン初心者でも使いやすいでしょう。
使っているパソコンがWindowsをはじめとするMicrosoft製のものであれば、無料で利用できます。
3-2. Adobe Illustrator
品質にこだわりたいなら、Adobe社の提供するデザインツール・Illustratorがおすすめです。
元々はイラスト作成のために活用されるツールですが、画像の編集やデザインの調整が行えるため情報誌の作成にも利用できます。
Illustratorは基本的に1枚のイラストを作成するツールなので、複数ページの作成には向いていません。ページ数が少ない情報誌なら問題ありませんが、ページ数が多い場合は他のツールを活用しましょう。同じAdobe製品なら、次に紹介するAdobe InDesignがおすすめです。
3-3. Adobe InDesign
情報誌の作成なら、IllustratorよりもAdobe InDesignを使うのが一般的です。
DTPデザインを作成するためのツールなので、他のツールよりも正確な仕上がりを期待できます。
クオリティの高さを求めるならおすすめですが、初心者には少し扱いづらいことがデメリットです。デザインの知見が薄い場合は、他のツールを活用した方がよいかもしれません。
3-4. Canva
Canvaは、豊富なテンプレートと操作の簡単さが魅力のデザイン作成ツールです。
無料版でも充実した機能があり、クオリティの高いデザインを作成できます。
スライド作成がメインの機能であり、PowerPointと似たツールと考えるとイメージしやすいでしょう。ただしPowerPointと異なる点は、会員登録をすればパソコンの種類にかかわらず無料で使えることです。
使いやすさ・費用面を考えると、Canvaはもっともおすすめできるツールです。
ぜひ使ってみてください。
4. 情報誌作成の参考サイト
「情報誌をいざ作ってみようとしたけど、まったくイメージが湧かない...」
とお悩みの方もいるのではないでしょうか。
そのような場合は、実際の情報誌を参考にするのがおすすめです。
発行した情報誌を掲載している参考サイトがあるので、ぜひ活用してください。
この記事では、以下の3サイトを紹介します。
- マイ広報紙
- 全国広報コンクール
4-1. Pinterest
Pinterestは、インターネット上に公開された画像や写真を保存できるWebサービスです。
個人・法人問わず多くのユーザーが利用しており、参考になるデザインを見つけられます。
画像を「ピン」に保存すれば、いつでも保存した画像を見返すことができます。
情報誌のデザイン作成にも、ヒントを得られるでしょう。
4-2. マイ広報紙
マイ広報誌は、全国の市区町村の広報誌を閲覧できるサイトです。
パソコンやスマホでいつでも見られるため、ちょっと時間が空いたときに活用するのもおすすめです。
サイト内には検索機能があり、気になる広報誌をすぐに探せます。
自社で作りたい情報誌とイメージの似ているデザインを選んで、参考にしてください。
4-3. 全国広報コンクール
広報誌の世界では、毎年コンクールが開催されています。
表彰された過去の作品はどれもクオリティが高く、デザインの参考になるでしょう。
コンクールを開催している日本広報協会では、広報アドバイザーも在籍しています。
プロに相談したい方にもおすすめです。
5. クオリティの高い情報誌を作るならプロに依頼するのがおすすめ
情報誌を作るなら、クオリティの高さは意識しておきたいところです。
高品質な情報誌を出版できれば、集客効果の向上を狙えます。
しかしクオリティを十分に確保できていないと、せっかく情報誌を作るためにかけた費用が無駄になってしまいます。
効果的な情報誌を作成するためには、プロへの依頼を検討してみることも重要です。
特に初めて情報誌を作成する場合は、自分たちだけで無理に進めようとせず、経験豊富な制作会社に相談することも考えておきましょう。
6. まとめ
この記事では、情報誌の作り方を解説しました。
作成の8ステップを意識して、集客効果の高い情報誌を作りましょう。
情報誌の作成ではツールを活用して、効率化を図ることも大切です。
どうしても自社で作成を行うのが難しい場合は、プロに相談することも検討してみてください。
CNSでは、情報誌の制作サービスを請け負っています。
ぜひお気軽にご相談ください。