株式会社シーエヌエス

情報誌とは?作成するメリット・デメリットを解説!

情報誌とは?作成するメリット・デメリットを解説!

Column 〉情報誌とは?作成するメリット・デメリットを解説!

2023/12/28

「自社の集客を紙媒体で行いたい」
「情報誌を作成して企業のPRにつなげたい」
「情報誌の作り方を知りたい」

企業の認知拡大や集客強化を図るため、戦略立案に頭を悩ませている方は多いのではないでしょうか。

マーケティング・ブランディング戦略を行う手段としては、Webサイトや動画などのデジタルメディアが主流です。

しかし紙媒体はデザインの自由度が高く、企画内容やクオリティの高さを表現しやすいという特徴があります。紙媒体のデザインを上手に活用すれば、ブランディングにも役立ちます。

紙媒体とWeb媒体を組み合わせることで、お互いの良さを生かす相乗効果も得られるでしょう。

企業のPRにお悩みの方は、この記事を参考に「情報誌」の作成を検討してみてください。

1. 情報誌とは

そもそも情報誌とは、「そのジャンルの情報を掲載した雑誌」という意味です。
住宅情報や求人情報など、コンビニに置いてあるものを見かける機会も多いのではないでしょうか。
自社の情報を記載して出版すれば、発信活動の一助にもなります。
情報発信のために作成する場合は「広報誌」といった方がイメージしやすいかもしれません。

2. 情報誌を作成するメリット

情報誌を作成するメリットは、以下の通りです。

 

  • 紙媒体の親しみやすさを出せる
  • 情報が伝わりやすい
  • 信頼の構築につながる
  • 記憶に残りやすい
  • 手元に残る

2-1. 紙媒体ならではの親しみやすさを出せる

情報誌を作成する一番のメリットは、手にとった人に親しみやすさを感じてもらいやすいことにあります。
情報が大量に流れていく現代人にとって、Webは馴染み深いものとなりました。
しかし常にインターネットの莫大な情報量とともに暮らし続けた結果、「インターネット疲れ」を起こしてしまう人も増えてきたのです。
無機質なスマートフォンからでは感じえなかった温もりのようなものが、紙媒体なら醸成できます。
情報誌を作成するメリットは、人の心に触れる部分にあるといえるでしょう。

2-2. 情報が伝わりやすい

情報が伝わりやすいことも、情報誌を作成するメリットのひとつです。
伝えたい情報に絞って紙に書き出すことで、手に取る人にピンポイントで情報が伝わります。
見出しから知りたい情報だけを読み取ることもできるので、利便性の面でも優れています。
Webサイトの場合は、すべてのページをみてもらえるとは限りません。
紙媒体なら、そうしたズレを防げるでしょう。

2-3. 信頼の構築につながる

情報誌を作成することは、信頼の構築にもつながります。
紙媒体は一度作成してしまうと修正が困難であるため、内容の精査は入念に行う必要があります。
また出版を行っているのであれば、出版元や著者名を記名するため情報の出どころがすぐにわかります。
これらのことから、「Webの情報よりも紙の情報の方が信頼できる」と感じる方は少なくありません。
信頼の構築はその企業を知り、ファンになってもらうための第一歩ともいえるので、情報誌を作成するのは戦略としても効果的です。

2-4. 手元に残せる

情報誌を購入した人が手元に置いておき、いつでも見返せるのは大きなメリットです。
Webサイトもアクセスさえすれば閲覧すること自体は簡単ですが、通信環境がなければそれもできません。
さらに、インターネットは便利といえど意外と手間がかかるものです。
お目当てのサイトにアクセスするためには、以下のような行動を取らなくてはなりません。

  • スマートフォンやPCを起動する
  • ブックマークから見たいサイトを探す
  • ブックマークしていない場合は検索をして探す


紙媒体が手元にあれば、このような手順を踏まなくてもすぐに目的にたどり着けます。
通信状況が原因でストレスを感じることもありません。
雑誌を手に取った人が繰り返し読み、自社に興味を持ってもらえれば将来の顧客となる可能性もあります。
「手元に残る」というメリットを逃さないよう、情報誌の作成に力を入れてみてはいかがでしょう。

3. 情報誌を作成するデメリット

情報誌を作成するデメリットは、以下の通りです。

 

  • コストがかかる
  • 情報が更新しづらい
  • 情報量に限りがある
  • 狭い範囲にしか届けられない

3-1. コストがかかる

紙媒体の情報誌を作成する場合、コストがかかることを念頭におかなくてはなりません。
印刷・製本など、費用のかかる工程を踏む必要があるからです。
さらに、印刷物の出版に慣れていない場合は時間的なコストもかかります。
Webサイトでも費用面は大きな課題ですが、紙媒体に比べて公開までの工程は短いという特徴があります。
情報誌を作成する場合は、コストがどのくらいかかるのかも把握しておきましょう。

3-2. 情報が更新しづらい

情報誌を出版する場合、情報の更新性に気をつけましょう。
一度印刷してしまったら、修正を行うのは容易ではありません。
最新情報を更新したい場合は、紙ではなくWeb媒体の方が向いているでしょう。
ただし、情報の更新が困難であることにより、内容の精査はより確実に行うことになります。
裏を返せば間違いなく情報を正しく扱うことにもつながり、信頼性の向上という部分にも影響します。
修正の困難さはデメリットのひとつですが、メリットとなる面もあることは覚えておきましょう。

3-3. 情報量に限りがある

情報誌に記載できる情報量には限りがあります。
無理に内容を詰め込みすぎると、本当に伝えたいことが伝わらなくなってしまうかもしれません。
どんな情報を伝えるかの取捨選択は事前にきっちりと行っておき、読者にとってわかりやすい内容を届けられるように心がけましょう。

3-4. 狭い範囲にしか届けられない

情報誌でリーチできるのは、限られた範囲内のみです。
Web媒体であればインターネットを介することで全世界の誰でもアクセスできますが、紙媒体ではそうもいきません。
情報誌を購入する層がそもそもどれくらいいるのか、という話にもなりますし、販売する場所を考えても日本全国というわけにもいかないでしょう。
とはいえ、ターゲットを絞ることは何も悪いことばかりではありません。
限定された条件の中でこそコアファンを作りやすいため、そうした意味ではメリットとなりえます。

4. 情報誌を作成するコツ

情報誌のメリットとデメリットを見比べて、「実際にやってみよう!」と思った方は次のステップに進みましょう。

ただ作成するだけでは、情報誌のメリットを活かすことはできません。 情報誌で効果を出すにはコツがあるので、意識しつつ作成に取り掛かりましょう。

情報誌を作成するコツは以下の通りです。

  • 写真・画像を大きく使う
  • 人物画像を使う
  • 余白を十分にとる
  • 文章を簡潔にする
  • 専門用語を使わない
  • テーマカラーやトーンを決めておく

4-1. 写真・画像を大きく使う

写真や画像を大きく使うのがひとつ目のポイントです。
表紙やインタビューの場面などでは、人物画像を大きく使うことで見る人にインパクトを与えられます。
文章ばかりではなく、画像を上手に活用しましょう。

4-2. 余白を十分にとる

余白の広さも、読みやすさに影響します。
紙面のスペースが狭く、文字ばかりだと読み手が疲れてしまいます。
せっかく手に取ってもらいやすい紙媒体を選んでいるのに、見た目で敬遠されてしまうのは非常にもったいないです。
デザイン的な観点の話になりますが、余白を十分にとることで読者の離脱を防げます。
情報を詰め込もうとしすぎず、適度に余白をとることを意識してみましょう。

4-3. 文章を簡潔にする

情報誌を作成するときは、文章を簡潔にすることも意識しましょう。
文章が長くなってしまうと、正確に伝わらない可能性が高くなります。
また読み手にとっても、長い文章はストレスを感じる原因にもなります。
適切な長さの文章を書くのは慣れが必要ですが、初めはとにかく簡潔に書くことが大切です。

4-4. 専門用語を使わない

情報誌の中の文章では、専門用語を使わないようにしましょう。
詳しい人にだけ向けて書くのであれば専門用語を使っても問題ありませんが、もっと広い客層にアプローチするなら誰が読んでもわかる表現を使うのがベストです。
どうしても専門用語を使わなければならない場合は、注釈や解説を使ってフォローしてあげましょう。
読み手にどう伝わるのかを考え抜くことで、効果的な情報誌を作成できます。

4-5. テーマカラーやトーンを決めておく

情報誌に使用する配色は、先に決めておくのがポイントです。
配色がバラバラだと、不快感を与える原因にもなりかねません。
どんな色を使うのか、明度や彩度はどのくらいにするのかといった条件は事前に考えておくとよいでしょう。

5. まとめ

情報誌は、紙媒体における認知拡大・集客手段のひとつです。
Webサイトが主流の近年においても、紙の温かみを感じられることから再び注目されています。
紙媒体の情報誌を上手に活用すれば、PR活動の幅も広がるでしょう。
企業の信頼構築を目指すなら、情報誌の作成を検討してみるとよいかもしれません。

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